パレルモ攻略作戦


パレルモ攻略作戦

  

北アフリカ戦の総仕上げとも言うマップでジェーラ2以降の戦闘で1度でも敗北するとトロイナ戦ではなくサンタ・アガータ戦に分岐します。サンタ・アガータに行ってしまうとノルマンディー上陸作戦には参加できないのでヘンリーやケイジの様に有能なレギュラー兵が仲間にならず、能力値アップの機会がないまま後半に飛ぶのでクリアが至難となります。特別な縛りプレイをしていない限りは分岐前にセーブしてからこの1連のシナリオを遊び終わったらロードして本筋に戻るのが良いかと思います。パレルモは簡単ですがサンタ・アガータは難易度が高くトロイナに匹敵する激戦となります。それからサンタ・アガータ戦は2個分隊の編成で中尉が1名必要になります。士官を失っている場合はシナリオが飛ばされてしまうのでご注意下さい。

  

シナリオ14

 

シチリア最大の街、パレルモは現在我が軍主力部隊に猛攻下にあるが、独軍主力はすでに東方に離脱しつつあり、残る伊軍守備隊はさしたる戦力もない。
諸君等は街の空港施設を早急に確保せねばならぬ。
敵は撤退に伴い施設を破壊する可能性もあり、これは今後の作戦展開に大きなマイナス要因となろう。

シナリオ14マップ


わざとシナリオで敗北しないと来ることは出来ません。イタリア軍相手の市街戦となります。敵は死角を埋めるように機関銃座や歩兵を配置していますが連度の低い兵が多いのでCP3~4くらいから攻め込むと動けないイタリア軍相手に一気に進行できてしまいます。電撃戦をとれば3ターンで、そうでなくても10ターンまでにはまずクリアできるでしょう。
開始箇所付近のY時路は最も敵の火線が厚いので北に抜けてしまい、そこから西に向かって攻めあげると楽です。もしサンダースがいれば彼を1スクエア先行するように進軍しておくと更に楽にいけます。3ターン目以降には飛行場に敵の増援が出始めるので制圧は素早く行きたいです。そうでないと占領のタイミングで敵の増援が湧いて白兵戦に巻き込まれてしまいます。また5ターン頃南西にドイツ兵の増援もあるため長引きそうな場合は10ターンまるまる使うつもりで飛行場を最後に攻めるようにすると敵に挟撃されないで済みます。

 
シナリオ14 勝利後 (ドラッグすると見易くなります)

パレルモの街は、容易に占領できた。これでシチリア西部の伊軍5万名が孤立したことになる。それにしても伊軍の士気は不思議なくらい低すぎた。
25日の夜の事であった。「イタリア国民へ告ぐ。私は本日、全県委任され軍政府首相に就任した・・・・イタリア万歳!国王陛下万歳!」
ラジオはパドリオ元帥の首相就任を告げていた。敵の親玉の一人、ムッソリーニは失脚したのである!一歩、終戦に近づいたのだ。

シナリオ14 敗北後 (ドラッグすると見易くなります)

パレルモの街は、夜になっても持ちこたえていた。この早期占領失敗が敵兵力脱出に寄与し、メッシナ侵攻での障害となろうとしていた。
だが、この夜の事である。「イタリア国民へ告ぐ。私は本日、全県委任され軍政府首相に就任した・・・・イタリア万歳!国王陛下万歳!」
ラジオはパドリオ元帥の首相就任を告げていた。ただでさえ士気の低い伊軍は一挙に崩壊へと向かい、パレルモは翌朝には降伏したのである。

 

シナリオ16

 

敵はメッシナ方面に向けて撤退中である。これが、そのままメッシナ海峡を渡りイタリア本土へ脱出すると、後の作戦に支障が発生する。
諸君らは敵はるか後方に迂回上陸し、敵後退路を遮断して後退中の敵を補足せよ。しかる後、前身路上の街サンタ・アガータを占領すること。

シナリオ16マップ


マップは横長で第1分隊がマップ北端の海岸線に配置、第2分隊が西端の街道沿いに配置され挟撃状態となっています。ところが守るドイツ軍は住居と塹壕を盾にし、正面に当たる西側の高台には狙撃兵を配置して待ち受けています。そのためドイツ軍はどちらから攻撃されても援護が届くようになっていて、こちらが手薄な背後から攻めても苦戦することになります。
そこで攻略方法は戦力の厚い正面東側に全力を結集して攻めるか、戦力をバランスよく配置して挟撃するかとなります。挟撃のパターンでは高台の兵を排除するのにあわせて野砲支援を叩き込み、東側から回り込んで攻める形になります。戦術としては非常にスマートですが敵の増援が東の街道沿いに送り込まれてきて乱戦になりやすいこととバランスよく味方兵力を配置すると火力不足になりやすいことです。何度か試していましたが死者が数名出てしまうため正面に全兵力を集めるパターンでやりました。
まずこの場合、東の荒れ地に伏せている敵兵士はランダムで視界の狭い兵がいることがあります。このパターンで始まるまでロードを繰り返す手があります。そして視界が狭い時を狙ってエリア射撃→負傷と一気に畳みかけてしまいましょう。一度でもパニックから回復し視界を取り戻すと反撃でやられますので、確実に1箇所ずつ潰します。高台の上はサンダースを囮に攻めるか野砲を打ち込んでから攻撃すると安全です。おそらく、高台を制圧する頃になると敵の装甲車が突っ込んでくるのでその時はバズーカをお見舞いしてやりましょう。その調子で攻めると塹壕のラインあたりで激しい抵抗にあい、サンダースでもないと近づけない状態となります。野砲支援とエリア射撃を重ねてしまい、まずは移動力の高い兵を塹壕に飛び込ませて切り込んでみると楽です。数を頼みに1箇所から集中攻撃を掛ければ10ターンを使ってなんとか攻め落とせると思います。
その間の第1分隊は連度の低い兵が大半だと思うので海岸線付近でずっと伏せていても構いません。死なれるよりマシです。CP3-4の兵が居るようならばエリア射撃で嫌がらせをしたり、東から送り込まれる敵の増援を減らしてみるのも面白いです。敵増援は目標の住居に集まりやすいので野砲支援をしておくと結構当てることが出来ます。それから味方の増援もあります。8ターン目の最後に駆逐戦車2・装甲車1が西側に現れます。戦力としては申し分ないのですが登場が遅いため、あまり活躍は期待できません。撃ち漏らした敵の装甲車がいればお願いするくらいでしょうか。


シナリオ16 勝利後 (ドラッグすると見易くなります)

迂回上陸そのものは、うまく成功した。またサンタ・アガータの占領も成功した。
しかし肝心の敵兵力補足ができなかったのである。
独軍はこちらの予想を上回る速度で退却していた。我々はその後も、ブローロへ、スパダフォーラへと迂回上陸したが、やはり逃げられた。
8月17日のシチリア戦終了後、司令部は我が隊を忘れたのか1年間待機が続いた。
だがアーヘン近郊で再編中の部隊に呼出がかかったのだ。

シナリオ16 敗北後 (ドラッグすると見易くなります)

サンタ・アガータに籠もる敵兵は、極めて頑強に抵抗した。特に走り回る装甲車には閉口し、我々は逃げまどうばかりであった。
そもそも迂回上陸作戦は、無意味だった。敵の本体は退却しており、退路遮断は効果がなかったのである。
8月17日、英軍に遅れること数時間、我々はメッシナに入城した。モンティに競争で負けたパットンの怒りは、敵兵よりも恐ろしかった。



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